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料理療法公式アカウント

料理療法についてよくある質問をご紹介します。

​詳しくは書籍で紹介しています。そちらをご覧ください。

料理療法を施設に理解してもらうには、

どのようなプロセスを踏めばよいでしょうか?

誰が見てもわかりやすい計画書(料理療法の目的・効果・実施日時・場所・メニュー・手順・必要物品・支援する側の参加メンバーと人数などを明記)を作成します。そして実際に実施するときにどんな人が参加対象者になるか具体的に提示し、料理の経験があるか、好きなメニューや食物アレルギーなど食事に関する状況、日常生活動作(ADL)などをアセスメントします。4~5人ほどで実施するなど、無理なくできる計画が大切です。施設で実施した場合の効果と実施状況を具体的にイメージしてもらうことが理解につながります。

認知症の人でも料理ができますか?

料理は多くの調理工程があり、一つひとつの動作は手続き記憶として残っています。料理を始める前に今から何を作るのかを説明したり、調理工程が変わるごとに言葉や切り方の例示、また図・写真を用いて作業を示すことで、認知症の人でも料理が可能となります。 皮むき・すじ取りなどの下処理から、材料を切る・混ぜる・丸める・焼くなどの調理、さらに味見や盛り付けという作業も料理活動となります。参加者のできることからしていただいたらよいでしょう。

認知症の人が包丁を使っても 大丈夫でしょうか?

包丁に対する認識のある人ならば使用が可能です。中程度までの認知症であれば、手続き記憶が比較的保持されており、数年間料理をしていない場合でも使えることが多いです。これまでの料理経験や情緒の安定の程度により個人差がありますが、集中して作業に取り組み、達成感が大きく得られる活動です。 参加者が最初に使用する際は、特に注意深く見守り、安全性に配慮します。また、材料を切りやすい大きさや形に切っておく、レンジにかけて軟らかくするなど無理なく切るための支援を行います。

認知症の人の場合、どのような点に 気をつけて

支援をすればよいのでしょうか?

参加者の潜在能力と自発性を引き出すために、できることは、可能な範囲でしてもらいます。 スタッフは、参加者のできることと苦手なことを観察し、必要な場合には、言葉かけや、切り方の例示、手を添えるなどの支援をします。また、次の動作を引き出す役割も担います。 個々の能力に応じた役割分担を行い、苦手なことの強要はしないようにします。料理方法や味付け、盛り付けは、参加者のやり方を尊重することも大切です。スタッフは高齢者からいろいろなことを教えていただくという姿勢で支援します。